いま人気の「浮き階段」
浮き階段は、最近、外構の施工事例やSNSでも見かけることが増えている玄関アプローチのデザインです。
フロート階段、フローティングステップ、蹴込み階段などとも呼ばれ、段の先端が宙に浮いているように見えるのが特徴です。
今回の現場でも、玄関まわりに横幅の広い3段の浮き階段を取り入れたアプローチを施工しました。
完成するとすっきり見える階段ですが、実はこういうシンプルなデザインほど、ごまかしがききません。
今回は、完成した姿だけでなく、その見た目を支えている施工途中の様子もあわせてご紹介します。

浮き階段とは?
浮き階段は、階段の立ち上がりを少し奥へ引っ込め、踏み面の先端を前へ出すことで、一段ずつ浮いているように見せるデザインです。
一般的な階段に比べて段の下に濃い影が入り、立体感のある、すっきりとした玄関まわりになります。
ただ階段をつくるだけではなく、家の正面にひとつ大きな見せ場をつくれることも、人気を集めている理由のひとつです。
モノトーンやグレーを基調とした住宅はもちろん、今回のような明るい外壁や石目調の外壁にも合わせやすいデザインです。
今回は横に広がる3段の浮き階段
今回施工したのは、玄関ポーチから道路側へゆったりと広がる3段の階段です。
階段の幅を広く取ることで玄関までの動線に窮屈さがなくなり、建物全体もどっしりと大きく見えるようになります。

段の先端には明るい色の材料を並べ、蹴込み部分は少し奥へ。先端の下に生まれる影が横一直線に通ることで、浮き階段らしい軽さと立体感が出るようにつくっています。
浮き階段がきれいに見えるかどうかは、下地で決まります
完成した浮き階段だけを見ると、意外と簡単そうに見えるかもしれません。
しかし実際の施工では、階段の高さ、踏み面の奥行き、段鼻の出幅、横のラインなど、細かな部分を一つずつ合わせていきます。
1.配筋・下地をつくる

今回の現場でも、ブロックで階段の形をつくり、砕石やワイヤーメッシュを入れて下地を整えました。
建物の外壁や玄関を汚さないように、しっかり養生してからコンクリートやモルタルを施工しています。
2.完成後に見えない部分まで整える

浮き階段は、横のラインが目立つデザインです。
少しでも高さや出幅がずれると、仕上がったときに違和感が出てしまいます。だからこそ、表から見えなくなる部分も含め、下地の段階から丁寧に形をつくることが大切です。
これは、大八建設工業が現場で大切にしていることのひとつです。
3.段鼻と蹴込みのラインをつくる

段鼻の出幅と蹴込み部分の位置を合わせることで、浮き階段の特徴である横方向のラインが形になっていきます。
仕上げ材だけではなく、その下の段階から寸法を合わせていくことが、すっきりとした仕上がりにつながります。
おしゃれだけでなく、毎日歩く場所として考える
浮き階段は、見た目の格好よさが注目されがちです。ただ、玄関の階段は毎日必ず使う場所でもあります。
敷地の広さや道路との高低差によって、きれいに納まる段数や寸法は変わります。
葛飾区周辺で外構工事をしていると、同じように見える住宅でも、道路との高さや駐車場との取り合いは一軒ずつ違います。
流行っているデザインをそのまま当てはめるのではなく、その家に合った寸法と納まりを考える。それが、長く使いやすい外構につながります。
照明を合わせると、夜はさらに印象的に
浮き階段は、蹴込み部分にライン照明を組み合わせるデザインとも相性が良い階段です。
段の下から光が広がることで浮遊感がより強調され、昼間とは違った表情を楽しめます。足元が見えやすくなるため、夜の上り下りを考えるうえでも効果的です。
照明の位置や配線は、完成してから簡単に追加できない場合があります。
玄関の第一印象を変える浮き階段
階段は、道路と玄関をつなぐためだけのものではありません。毎日家族が通り、お客様を最初に迎える場所でもあります。
今回のように段の先端を少し浮かせるだけでも、玄関まわりに奥行きが生まれ、一般的な階段とは違う印象に仕上がります。
このような場合も、現地の状況を確認しながら、そのお宅に合った納まりをご提案します。
大八建設工業では、玄関アプローチや階段をはじめ、門扉・フェンス・駐車場などの外構工事に対応しています。詳しい工事内容は施工メニューをご覧ください。
これまでの外構工事については、施工実績でもご紹介しています。
